拍手ログ達。
『劣等感と牛乳の関連性。』…佐藤×松下
その日、私は珍しくメシアと言い争いになった。
「ですから、先程も申し上げました通り…」
「うるさいっ、この家ダニが!!!」
その言葉に思わずカチンと来た私は、気付けばこう言い放っていた。
「なんです、ドチビの癖に偉そうに!!」
言った後に後悔した。これではまるで子供の喧嘩だ。
まぁ、片方は実際子供なのだけれども。中身は大人と変わらない、いやそれ以上に大人びているからして。
「…フン、馬鹿馬鹿しい。いくら僕でも、八歳という年齢上、体が小さいのは当たり前だろう」
やはり軽くあしらわれてしまった。
そしてやってられないという様に肩をすくめると、さっさと自室の方に向かっていった。
一人取り残されて、私は、自分の大人気なさと、それと対照的なメシアの態度に、羞恥心がぬぐえなかった。
翌朝。
昨日の事をまだ引きずりながらキッチンに行くと、そこには。
「メシ…ア?」
牛乳を物凄い勢いで飲んでいるメシアがいた。
気にしてたんですね…身長…
なんだかんだ言って、メシアもまだまだ子供なんだな、そう思った爽やかな朝。
『Excuse to meet』…メフィスト←山田真吾
「ねぇ、メフィスト、ちょっと連れて行って欲しい所があるんだけど。」
「ああ?そんなの倉ぼっこにでも頼みゃいいだろ」
「んもう、近場に行くのに倉ぼっこじゃ大きすぎるよ、わかってないなぁメフィストは」
わかってない、本当に分かってないよメフィストは。
僕が君を呼び出す本当の意味くらい、早く気付いてよ、この鈍感悪魔。
『契約』…メフィスト二世×埋れ木真吾(埋れ木独白)
君の事が愛しくて、愛しくて。
これ以上離れたくないと思うのに、壊せない壁が邪魔をする。
「時間」という魔物が僕の肉体を喰らい尽くしたなら、その時は。
僕の魂は輪廻の輪に還らずに、未来永劫、君の側にいてあげるよ。
悪魔に魂を売り渡す、って、こういう事なのかもしれないね。
『映る景色』…第三者の人間視点からの鬼太郎
移ろう空、続く大地、広がる海。
君はその一つしかない目で、きっと私たちより遙かに大きな世界を見ているんだね。
二つあっても私たちは、固定観念の壁で囲まれた中の世界しか、見ることが出来ないから。
流れる雲、そよぐ木々、きらめく川。
君はその一つしかない目で、きっと私たちより鮮やかで、美しい世界を見ているんだね。
二つあっても私たちは、それらの美しさに気付く事すら無く、モノクロに変えてしまうのだから。
ねぇ、今君の目に、私はどんな風に映ってる?
『寒椿』…佐藤×松下
雪のつくる影は、ほのかに青く、そして冷たい。
貴方の肌の色は、そのような雪影にそっくりだ。
高貴で、孤高で、何者をも寄せ付けぬ色。
人のものとは思えぬ神秘的なそれは、貴方に相応しい色なのかもしれない。
けれど。
冷たい雪にも、真っ赤な花が落ちるように。
生物の眠る冬にも、凛と咲き、雪との邂逅を果たす花があるように。
貴方に触れる事は、許される事でしょう?
その青白き肌に、椿の赤を添えること、それは夢ではないでしょう?
冷たい影のような貴方を、陽光の下できらめく色に変えて。
白に映える赤は、貴方を血の通った暖かな存在にさせてくれる。
どうか、私が、その花を捧げる時だけは。
この手の中で、「貴方」という人間の、確かな温もりを感じさせてください。
「救世主」としてではなく、「松下一郎」という、一人の人間として。
『Snow Smile』…ダニエル・ヒトラー×山田真吾
無限に続くかのような、広い荒野に雪が降る。
深々、深々と舞い降りて、傷だらけの地球を覆っていく。
目に映るのは、一面の白。
浄化の色に流されて、欲望に汚れた世界が終わりを告げる。
代わりに始まるのは、永遠に続く理想郷。
その第一歩を、君と共に踏み出そう。
まっさらな雪の上に刻まれた、二組の小さな軌跡。
その軌跡がこの白い絨毯全てに刻まれた時、
僕らはきっと、大きな奇跡を起こせるだろう。
だから今、君と笑い合って、手をつないで歩いて。
モドル。